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皆さんこんにちは。
【訪問看護ステーションぽの】の更新担当の中西です。
~“こころの看護”~
病院やクリニックの時間だけでは伝えきれない不安や生活上の困りごと——それらをご自宅という安心できる場所で看護師が一緒に整えていくのが、精神訪問看護です。うつ病・双極性障害・統合失調症・不安障害・発達特性のサポート・依存からの回復期・産後のメンタルケア・高齢者の不眠やせん妄リスクの管理など、年齢を問わず幅広く伴走します。ここでははじめての方・ご家族向けに、できる支援・利用の流れ・よくある疑問をまとめました。🌿
症状と体調の観察:睡眠・食欲・活動量・気分の波を一緒に点検。
お薬の相談:飲み忘れ対策、飲み合わせや副作用の気づき支援💊。
生活リズムづくり:起床時間/食事/入浴/外出の“小さな約束”から再スタート。
ストレス対処(セルフケア):呼吸法・グラウンディング・考えの整理🧘♀️。
危機サインの早期発見:再発のサイン表を作り、安全計画を共有。
家族支援:関わり方のコツ、困った時の伝え方、介護負担の調整👪。
通院・社会資源の連携:主治医との情報共有、福祉サービスや制度の案内。
就学・就労の助走:起床訓練・通勤練習・学校や職場との橋渡し🎒💼。
からだの病気も一緒に:生活習慣病の指標チェック、受診同行。
看取りを含む長期的支援:緩和ケアやグリーフケアも、必要に応じて。🕊️
目的は「病気と闘う」ではなく、その人らしい一日の再構築。小さな達成の積み重ねが回復を加速します。
相談(電話・LINE・紹介) → 面談 → 主治医の指示書 → 契約&計画作成 → 初回訪問。
退院直後や症状が不安定な時は、初めの1〜2週間を手厚く(回数を増やす/W訪問)する設計が安心です。⏱️
チェックイン:今週の“よかったこと”から開始。
体調・薬・睡眠の確認:数値やメモを一緒に振り返り。
課題ワーク:呼吸法3分、家事5分、買い物の練習など小さく短く。
次の一歩を決める:次回までの約束を具体的に1つ。
家族へ報告(同意の範囲で):支援ポイントを簡潔に共有。📝
してほしいことを肯定語で:「〜しないで」より「〜してくれると助かる」。
予定は“幅”で伝える:「9時に起きて」→「9〜10時の間に起きられたらOK」。
評価より観察:「ちゃんとして」ではなく「昨日より30分早く起きられたね」。
疲れたら休む:ケアラーにも休息日。レスパイトの情報収集を。
4-4-4呼吸:4秒吸う→4秒止める→4秒吐く×5セット。
足裏グラウンディング:足の感覚に注意を向ける→床の固さ・温度を言葉に。
3つ探し:今見えるもの・聞こえる音・触れている物を3つずつ挙げる。
Q. どの保険が使えますか?
A. 多くは医療保険が適用、状態により**公費助成(例:自立支援医療)**の対象となる場合があります。詳細は事業所にご相談ください。
Q. 夜間は?
A. 24時間の連絡体制(オンコール)で、症状変化や不眠・不安時に電話相談が可能。緊急性に応じて臨時訪問や受診連携を行います。
Q. 何を準備すればいい?
A. お薬手帳、体温計・血圧計、最近の困りごとのメモがあるとスムーズです。
🔴 いのちの危険があると感じたら:ためらわず119、地域の精神科救急や緊急相談窓口へ。夜間・休日でも連絡してください。
精神訪問看護は、医療×生活×家族をつなぐ“在宅のセーフティネット”。
「うまく言葉にできない不調」「再発が怖い」「家族としての限界」——そんな時こそご相談ください。**“あなたらしい一日”を一緒に取り戻します。**🌙💐
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