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月別アーカイブ: 2025年7月

ぽのニュース~1日の流れ~

皆さんこんにちは。

【訪問看護ステーションぽの】の更新担当の中西です。

精神訪問看護師の1日ってどんな感じ?~チームで支える日常の風景~

当ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、「精神訪問看護って実際にどんな風に動いているの?」という疑問にお応えすべく、私たち精神訪問看護師の1日の流れをご紹介します。病院勤務の看護とはまた違ったスタイルで、地域に根ざした支援を行っている様子を、少しだけのぞいてみてください。


◆ 朝のミーティングから1日がスタート

朝は、スタッフみんなでのチームミーティングから始まります。その日に訪問する利用者様の確認や、体調の変化、支援内容の共有などを行い、必要な情報をしっかり整理します。

この時間がとても大切。なぜなら、訪問先ごとに支援内容が違うため、事前の準備や情報共有がスムーズな支援につながるからです。
訪問に必要な書類や服薬の確認表、時にはお薬や衛生用品なども持って、いざ出発です。


◆ 午前中は2〜3件の訪問へ

午前中は、おおよそ2~3件の訪問を行います。利用者様の状態や支援内容に応じて、1件あたり30分~1時間ほどかけて支援します。

たとえば──

  • ある方には、服薬の確認と体調チェック。生活リズムの崩れがないかも併せて確認します。

  • 別の方には、最近の困りごとをお聞きしながら、不安への対処法ストレスケアのお話を。

  • 引きこもりがちだった方には、少し外に出るきっかけ作りとして、近所の散歩に付き添うこともあります。

訪問は“その人の生活に寄り添う”という意味で、まさに十人十色。マニュアル通りにはいかないぶん、柔軟な対応力と相手を理解する姿勢が大切です。


◆ お昼休憩と事務作業

お昼頃にはいったん事務所に戻ります。昼食を取りながら、午前中の記録をまとめたり、午後の準備をしたりする時間です。

訪問中に気づいたことや利用者様のちょっとした変化も、チームで共有できるようにメモしておきます。こうした“ちょっとした一言”が、後の支援につながることもあるのです。


◆ 午後も2〜3件の訪問を実施

午後も引き続き、2~3件の訪問を行います。午後の訪問では、外来や他機関との連携が必要なケースもあり、地域の支援ネットワークと協力しながら支援を進めることもあります。

また、医師やケアマネジャー、福祉施設などと連絡を取り合いながら、「この方にはどんな支援が必要か」を一緒に考えることも大切な仕事のひとつです。


◆ 帰所後は1日の振り返りとチーム共有

すべての訪問が終わったら、事務所に戻り、その日の記録をまとめます。カルテ入力や次回訪問の調整、必要な連絡事項を整理したら、最後にチームで1日の振り返りを行います。

「今日○○さん、ちょっと元気なかったね」
「次回はこんな支援を試してみたい」

そんなやり取りを通して、よりよい支援につなげています。


◆ 「今日は話せてよかった」に支えられて

精神訪問看護は、時に地道で、すぐに成果が見える仕事ではないかもしれません。でも、利用者様の「今日は話せてよかった」「ありがとう、来てくれて安心した」という言葉が、私たちのエネルギーの源です。

これからも、ひとりひとりの暮らしと心に寄り添いながら、私たちは地域を走り続けていきます。

 

 

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ぽのニュース~役割~

皆さんこんにちは。

【訪問看護ステーションぽの】の更新担当の中西です。

 

精神訪問看護ってどんなことをするの?~あなたの暮らしに寄り添う医療支援~

「精神訪問看護って、具体的にどんなことをしているの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回のブログでは、精神訪問看護の基本的な役割と、その特徴について、できるだけわかりやすくご紹介します。


■ 精神訪問看護とは?

精神訪問看護は、うつ病や統合失調症、双極性障害、不安障害など、精神的な症状やこころの不調を抱えながら地域で生活されている方々のもとへ、看護師や精神保健福祉士などの専門職が訪問してサポートを行う医療サービスです。

病院に通うのが難しかったり、日常生活に不安を感じていたりする方にとって、自宅にいながら支援が受けられるのはとても心強いですよね。


■ どんな支援をしてくれるの?

訪問での支援内容は、その方の状態や生活スタイルに合わせて多岐にわたります。例えばこんなことを行っています。

  • 服薬の管理と確認
    「薬を飲み忘れていないか?」「副作用は出ていないか?」など、服薬の状況を確認しながら、必要に応じて主治医と連携します。

  • 症状の観察と相談
    ご本人の気分や体調、普段と違う様子がないかなどを見守り、早めに変化に気づけるようサポートします。

  • 日常生活の支援
    生活リズムを整えるお手伝いをしたり、掃除や食事、金銭管理のアドバイスを行ったりと、暮らしに直結した支援も大切にしています。

  • 不安や悩みごとの傾聴・相談
    「誰かに話を聞いてほしい」という時にも、安心して頼れる存在であることを目指しています。


■ 精神訪問看護の特徴とは?

精神訪問看護の大きな特徴は、“生活の場で支援を行う”ということ。病院では見えにくい、その人らしい暮らし方や環境を尊重しながら、支援を行える点が最大の魅力です。

通院に不安がある方、再発を防ぎたい方、日々の暮らしの中で悩みを抱えている方などにとって、訪問看護は「相談できる誰かがいる」安心を届ける役割を果たしています。


■ どんな人が利用できるの?

精神訪問看護は、医師の指示書があれば利用できる医療サービスです。診断名に関係なく、「生活に困っている」「一人での通院が難しい」「家で落ち着いて過ごしたい」と感じている方が対象です。

気になる方は、まずは主治医や担当の相談員にご相談いただくと、スムーズにご案内できます。


精神訪問看護は、病気と向き合いながらも「その人らしい生活」を支えるためのサービスです。

「誰かに少し手伝ってほしい」
「身近に相談できる人がほしい」
そんな気持ちを抱えている方が、地域で自分らしく暮らせるよう、私たちはそっと寄り添っていきます。

訪問看護ステーションぽのでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

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