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Holomuaのよもやま話~チームで働くうえで大切な“引き継ぎ”~

皆さんこんにちは。
【訪問看護ステーションぽの】の更新担当の中西です。

チームで働くうえで大切な“引き継ぎ”

 

 

精神訪問看護では、一人のご利用者様を複数のスタッフで支援することがあります。

毎回同じ看護師が訪問するとは限りません。

勤務状況。

訪問スケジュール。

緊急対応。

さまざまな理由によって、別のスタッフが訪問することがあります。

だからこそ重要になるのが「引き継ぎ」です。✅

精神訪問看護では、血圧や体温などの情報だけでなく、

表情。

会話。

睡眠。

食事。

服薬。

生活環境。

ご本人の言葉。

さまざまな情報を見ながら支援します。

そのため、丁寧な情報共有が安心できる看護につながります。

 

“前回との違い”を共有する

精神訪問看護で特に大切なのが、

「いつもと比べてどうか」

という視点です。

例えば、

「前回より会話が少なかった」

「最近眠る時間が遅くなっている」

「外出する回数が減っている」

という変化があります。

一つだけを見れば大きな問題ではないように見えることもあります。

しかし、何回か続いている変化を共有することで、

「少し状態が変わってきているかもしれない」

と気づける場合があります。✅

だからこそ、小さな変化でも記録し、次のスタッフへつなぐことが大切です。

 

ご本人の言葉を大切にする

精神訪問看護では、ご本人が話された言葉がとても重要な情報になります。

「最近眠れない」

「人に会うのがしんどい」

「仕事へ戻りたい」

「今日は少し気分がいい」

こうした言葉は、その方の今の状態を知る手がかりになります。

そのため、

「特に問題ありませんでした」

だけで引き継ぐのではなく、

どんな話をされていたか。

何を気にしていたか。

を必要な範囲で共有します。☺

ただし、一つの言葉だけで状態を決めつけるのではなく、継続して様子を見ることが重要です。

 

睡眠や生活リズムも重要な情報

精神面の状態と生活リズムは、深く関係することがあります。

夜眠れているか。

昼夜逆転していないか。

食事を取れているか。

入浴できているか。

外へ出ることがあるか。

こうした情報も引き継ぎます。✅

例えば、

「先週までは午前中に起きていたが、最近は夕方まで眠っている」

という変化があれば、次回訪問時にも確認できます。

生活の変化を継続して見ることで、ご本人に合った支援を考えやすくなります。

 

服薬状況を正確に伝える

服薬に関する情報も大切です。

飲み忘れがある。

薬について不安を話している。

飲む時間が安定していない。

副作用について気になることを話している。

こうした内容を共有します。

ただし、訪問スタッフが自己判断で薬を変更することはありません。⚠

必要な場合には主治医や薬剤師などへ相談できるようにつなぎます。☎

「薬が飲めていない」

だけではなく、

「なぜ飲みにくいのか」

という背景まで共有できると、より良い支援につながります。

 

ご本人が苦手なこと・安心できることを共有する

精神訪問看護では、スタッフとの関係づくりも重要です。

人によっては、

急に質問されると緊張する。

大人数が苦手。

訪問時間の変更に不安を感じる。

ということがあります。

反対に、

最初に予定を説明すると安心できる。

ゆっくり話すと会話しやすい。

好きな話題から入ると緊張がほぐれる。

ということもあります。☺

こうした情報をチームで共有することで、スタッフが変わっても安心して訪問を受けていただきやすくなります。

 

ご家族からの相談も引き継ぐ

ご家族から、

「最近昼夜逆転している」

「外へ出なくなった」

「会話が減った気がする」

などの相談を受けることがあります。

その情報は、ご本人の状態を考えるうえで参考になることがあります。✅

ただし、ご家族の見方だけで判断するのではなく、ご本人の気持ちも確認することが大切です。

ご本人。

ご家族。

それぞれの話を聞きながら支援を考えていきます。

 

緊急性がある情報はすぐに共有する

精神訪問看護では、

「次回の訪問まで待たずに相談した方が良い」

と判断される状況もあります。

急激な状態変化。

安全に関わる心配。

強い体調不良。

こうした場合には、事業所の手順に沿って必要な連絡・相談を行います。⚠

引き継ぎノートに書いて終わりではなく、必要に応じて責任者や主治医などへ直接共有することが重要です。☎

緊急性のある情報ほど、

「誰かが見てくれるだろう」

にしないことが大切です。

 

支援方針をチームでそろえる

スタッフによって言うことが大きく変わると、ご利用者様が混乱してしまうことがあります。

一人は、

「もっと外へ出ましょう」

と言う。

別の人は、

「無理しなくていいですよ」

と言う。

これでは、

「どちらが正しいの?」

と感じてしまいます。

もちろん、その日の状態によって声掛けが変わることはあります。

しかし、

今は何を目標にしているのか。

どんな支援方針なのか。

チームで共通認識を持つことが大切です。✅

 

多職種との連携内容も共有する

精神訪問看護では、

主治医。

相談支援専門員。

福祉サービス。

行政。

さまざまな関係者と連携する場合があります。

例えば、

「来週から新しい福祉サービスを利用する」

「通院日が変更になった」

「就労支援の見学予定が入った」

こうした情報もチームで共有します。⭐

精神訪問看護だけの予定を見るのではなく、生活全体の予定を知ることで、より適切な声掛けや支援ができます。

 

記録は次の訪問へのメッセージ

訪問後には記録を残します。

記録は、

「今日何をしたか」

を書くだけのものではありません。

次回訪問するスタッフに、

「ここを確認してほしい」

「この話が続いている」

と伝える役割もあります。✅

表情。

会話内容。

生活状況。

支援内容。

変化。

できるだけ事実を整理して記録することが重要です。

今日の記録が、明日の支援につながります。

 

思い込みを引き継がない

精神訪問看護では、特に注意したいことがあります。

それは、

「この人はこういう人」

と決めつけないことです。⚠

一度の訪問で会話が少なかったからといって、

「話したくない人」

とは限りません。

その日は疲れていただけかもしれません。

だからこそ、

事実。

ご本人の言葉。

スタッフが感じたこと。

を分けて考えることが大切です。

引き継ぎの言葉によって、次のスタッフが先入観を持ってしまわないよう注意する必要があります。✅

 

個人情報を大切に扱う

精神訪問看護では、

病状。

家族。

仕事。

人間関係。

生活状況。

非常に個人的な情報を扱います。

だからこそ、情報共有には適切な管理が必要です。⚖

必要な人へ。

必要な範囲で。

決められた方法で共有する。

関係のない場所で話さない。

記録や端末を適切に管理する。

ご利用者様が安心して話せる環境を守るためにも重要です。

 

良い引き継ぎは“安心感”をつなぐ

精神訪問看護では、ご利用者様から、

「この前話したことを知ってくれているんですね」

と言われることがあります。☺

担当者が違っても、話がつながっている。

毎回同じ説明をしなくても良い。

どのスタッフでも安心して相談できる。

これは、とても大切なことです。

訪問する人が変わっても、支援そのものは途切れない。

その状態をつくるのが引き継ぎです。✅

 

看護を“点”ではなく“線”としてつなぐ

今日の訪問だけで、ご利用者様の生活すべてを変えることはできません。

一週間。

一か月。

半年。

少しずつ関係をつくり、変化を見ていきます。

だからこそ、精神訪問看護では継続性がとても重要です。⭐

今日の気づきを次のスタッフへ。

次のスタッフの気づきを、その次へ。

一つひとつの訪問をつなぐことで、ご本人の小さな変化に気づきやすくなります。

これからも丁寧な記録と引き継ぎを大切にし、チーム全体でご利用者様の安心できる地域生活を支えていきたいと思います。☺✨