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皆さんこんにちは。
【訪問看護ステーションぽの】の更新担当の中西です。
さて今回は
~制度~
ということで、訪問看護制度の仕組み・対象・提供内容・利用方法などを体系的に解説します。
高齢化社会の進行や、在宅療養へのニーズの高まりとともに注目されているのが「訪問看護制度」です。病院に通えない、あるいは自宅での療養を希望する方々に対して、看護師等が自宅を訪問して医療的ケアを提供する制度であり、在宅医療の中核を担う存在です。
目次
訪問看護は、医師の指示のもと、看護師や保健師、理学療法士などの専門職が利用者の自宅を訪れ、医療的なケアやリハビリテーション、生活支援などを行う在宅医療サービスの一つです。
高齢者、障がい者、難病患者、がん末期の方など
医療的ケアが必要で、医師の訪問看護指示書が出された人
要介護認定を受けた方は「介護保険」、それ以外は「医療保険」での利用が基本
介護保険:要介護1以上の方が対象。ケアマネジャーがケアプランに位置づける必要あり。
医療保険:介護保険非該当の方や、特定疾患・急性期対応などが必要な場合に適用。
1回30~90分程度、週1~数回
医師の指示や利用者の状態に応じて変動
サービス内容 | 説明 |
---|---|
健康チェック | 血圧・脈拍・体温の測定、全身状態の観察 |
医療処置 | 点滴、カテーテル管理、褥瘡ケア、服薬管理など |
リハビリ支援 | ADL(歩行・食事など)改善のための運動指導 |
ターミナルケア | がん末期や老衰など終末期のケアと家族支援 |
精神的サポート | 本人および家族の不安軽減や生活相談 |
主治医の診察と訪問看護指示書の発行
訪問看護ステーションとの契約
利用開始(ケアマネジャーが調整・介護保険利用者の場合)
定期的な報告と医師との連携
入院期間の短縮:在宅療養が可能になることで、病院のベッド不足にも対応
QOL(生活の質)の向上:住み慣れた自宅で安心して療養が可能
家族への負担軽減:専門家の支援により介護の負担が分散される
地域によってサービス提供体制に格差がある
夜間・緊急対応には限界があることも
利用には医師の指示が必須(自己判断での依頼は不可)
訪問看護制度は、病気や障がいがあっても「自宅で生きる」を支える、今後ますます重要性を増す制度です。医療と生活が交差する現場で、訪問看護師の果たす役割は非常に大きく、医療機関や地域との連携が成功のカギとなります。
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