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皆さんこんにちは。
【訪問看護ステーションぽの】の更新担当の中西です。
目次
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、「精神訪問看護って実際にどんな風に動いているの?」という疑問にお応えすべく、私たち精神訪問看護師の1日の流れをご紹介します。病院勤務の看護とはまた違ったスタイルで、地域に根ざした支援を行っている様子を、少しだけのぞいてみてください。
朝は、スタッフみんなでのチームミーティングから始まります。その日に訪問する利用者様の確認や、体調の変化、支援内容の共有などを行い、必要な情報をしっかり整理します。
この時間がとても大切。なぜなら、訪問先ごとに支援内容が違うため、事前の準備や情報共有がスムーズな支援につながるからです。
訪問に必要な書類や服薬の確認表、時にはお薬や衛生用品なども持って、いざ出発です。
午前中は、おおよそ2~3件の訪問を行います。利用者様の状態や支援内容に応じて、1件あたり30分~1時間ほどかけて支援します。
たとえば──
ある方には、服薬の確認と体調チェック。生活リズムの崩れがないかも併せて確認します。
別の方には、最近の困りごとをお聞きしながら、不安への対処法やストレスケアのお話を。
引きこもりがちだった方には、少し外に出るきっかけ作りとして、近所の散歩に付き添うこともあります。
訪問は“その人の生活に寄り添う”という意味で、まさに十人十色。マニュアル通りにはいかないぶん、柔軟な対応力と相手を理解する姿勢が大切です。
お昼頃にはいったん事務所に戻ります。昼食を取りながら、午前中の記録をまとめたり、午後の準備をしたりする時間です。
訪問中に気づいたことや利用者様のちょっとした変化も、チームで共有できるようにメモしておきます。こうした“ちょっとした一言”が、後の支援につながることもあるのです。
午後も引き続き、2~3件の訪問を行います。午後の訪問では、外来や他機関との連携が必要なケースもあり、地域の支援ネットワークと協力しながら支援を進めることもあります。
また、医師やケアマネジャー、福祉施設などと連絡を取り合いながら、「この方にはどんな支援が必要か」を一緒に考えることも大切な仕事のひとつです。
すべての訪問が終わったら、事務所に戻り、その日の記録をまとめます。カルテ入力や次回訪問の調整、必要な連絡事項を整理したら、最後にチームで1日の振り返りを行います。
「今日○○さん、ちょっと元気なかったね」
「次回はこんな支援を試してみたい」
そんなやり取りを通して、よりよい支援につなげています。
精神訪問看護は、時に地道で、すぐに成果が見える仕事ではないかもしれません。でも、利用者様の「今日は話せてよかった」「ありがとう、来てくれて安心した」という言葉が、私たちのエネルギーの源です。
これからも、ひとりひとりの暮らしと心に寄り添いながら、私たちは地域を走り続けていきます。
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